How to make vegetables
野菜の作り方

根菜類

じゃがいもの栽培方法

簡単に育てられる初心者におすすめの野菜です。

春植えと秋植えの2回栽培できます。

ホクホクしたものやしっとりしたもの、いろいろな品種があります。

好みの品種を探してみるのも楽しさの一つですね♪


★じゃがいもの基本情報

●栽培データ

科名 ナス科
連作障害 あり(2〜3年くらいあける)
スタート方法 タネイモ
収穫まで 約3ヶ月
土壌酸度 pH5.0〜5.5
主な病害虫 アブラムシ、そうか病、疫病など

●栽培カレンダー

※目安です。天候や地域により異なります

●栽培スペース

●株のサイズ

幅約40〜50cm,高さ50〜60cmくらいまで大きくなります

●土づくり

植え付け前に簡易土壌酸度計で土壌酸度を計測しましょう。

pH5・0〜6.0のときは苦土石灰を50g/㎡、

pH5.0未満のときは苦土石灰を100g/㎡まきます。

まいた後は、耕作鍬やコンパクト耕作鍬などでよく混ぜましょう。

植え付け日当日は、置き肥をします。


★じゃがいもの育て方

●タネイモの準備

植え付けの2,3日前にタネイモを準備します。

1片が30〜40gになるように切り分けましょう。

芽の数が均等になるように切り分けるのがポイント!

小ぶりのタネイモや秋植えの場合は切らずにそのまま植えましょう。

 

切ったタネイモの断面は、腐敗を防ぐために2.3日掛け干しし、表面がコルク状になるまで乾燥させます。

乾かす時間がない場合は、切り口に草木灰をまぶすか、じゃがいも専用の切り口処理剤をまぶしましょう。

 

●植え付け

1.土づくりを済ませたら、幅60cmの畝をたてます。

2.その後、畝の真ん中に、約幅15cm、深さ30cmの溝を深型スコップなどで掘ります。

3.溝の底に、30cm間隔でタネイモを置きましょう。

4.タネイモとタネイモの間に、堆肥を200g〜300g、化成肥料を一握り(30g)置きます。

5.土を戻して平らにならします。

●芽かき

植え付けから約1ヶ月後、芽が10〜15cmくらいになったら芽かきのタイミング。

一株あたり2本になるように、芽かきをします。

タネイモごと抜かないように、芽かき・摘心鋏太茎用などの鋏で切るか、

タネイモを押さえながら真上に引き上げて抜きましょう。

●追肥・土寄せ

芽かき後に、1回目の追肥を行いましょう。

株の周囲に化成肥料を30g/㎡まきます。

耕作鍬などで肥料と周りの土を株元に寄せます。

株元がぐらつかないように、高さ10〜15cmを目安に土寄せしましょう。

 

2回目の追肥は蕾がつき始めるころ。

この頃からイモが太り始めるためタイミングを逃さないようにしっかり観察しましょう。

1回目と同様に株の周囲に化成肥料を30g/㎡まきます。

耕作鍬などで肥料と土を混ぜながら、株元に土を寄せましょう。

 

イモが太り始めると、土の上にイモが露出してくることがあります。

この部分に日が当たると緑色に変色してしまいます。

この緑色の部分にはソラニンという有害物質が作られるため食べられません。

忘れずに土寄せしましょう。

また、花が咲き終わると緑色の実がつく品種もあります。

この実もソラニンが含まれるため食べてはいけません。

実に栄養が取られてしまうためみつけたら摘み取りましょう。

 

●収穫

収穫は天気の良い日に行いましょう。

土が湿っていると掘り出したイモが腐りやすくなってしまいます。

できれば2日くらい晴天が続いた日に収穫しましょう。

 

収穫のタイミングは、葉が黄色くなり、地面に倒れてきたときです。

株元から芽を5cmくらいを残して芽かき・摘心鋏太茎用などで切ります。

株元から20cmほど離れた位置に、お芋の収穫フォークやショベルをさし、

掘り上げやすいように土をやわらかくしておきましょう。

土ごとイモを掘り起こしてから茎を持って引き抜きます。

地中にもイモが残っているため堀り残しがないようにてで探ります。

 

収穫したじゃがいもは水洗いせず、風通しの良い場所に広げて乾かします。

乾いたら土を落とし、日に当たらないように新聞紙などに包んで保存しましょう。

 

 

美味しいじゃがいも収穫しましょう!

 

今回使用した商品

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