How to make vegetables
野菜の作り方

土づくり

野菜づくりの手助け!~マルチング・トンネル栽培・ベタがけ~

野菜づくりの手助けをしてくれる「マルチング」「トンネル栽培」「ベタがけ」

それぞれの用途をまとめました。


マルチングとは・・・

マルチングとは、野菜の株元をわらや干し草で敷き詰めたり、

ポリフィルムなどで覆うことをいいます。

 

マルチングをするとどのような効果があるというと、

●土の温度の調節

●冬はポリフィルムを張ると、地温が上昇

 夏はわらを敷くと、地温上昇を和らげる

●畑の乾燥を防ぐ

●雨による肥料の流出

●土が必要以上に固まることを防ぐ

●雑草の抑制(黒マルチ)

・・・などたくさんの効果があります。

 

ここでもう少し詳しくそれぞれの方法をご紹介します。


≪敷きわら・敷き草の方法≫

夏野菜に敷くことが多い敷きわら・敷き草ですが、

泥はねを防止する効果もあります。

泥はねで果実が汚れることも気になりますが、

泥はねによりおこる病気も多数あります。

そのためにも敷きわら・敷き草でマルチングをしてあげることが野菜を病気から守る一つの方法でもあります。

 

夏野菜は、追肥・土寄せ・中耕を一通り終えた時期に、

株の周囲に2~3cmほどの厚さになるように敷き詰めます。

 

ここでポイント!

敷き詰めるときは、畝に対して直角に敷くことです

そうすることで、雨水を畝間に流しやすくする効果があります。

みなさまもポイントを意識しながら敷いてみてください。

 

ちなみに、敷きわらや敷き草は地温を上げる効果はほとんどない為、

地温を上げたい場合は次にお話しするポリマルチを使用してください。

画像はかぼちゃですが、かぼちゃに敷きわらをすることで、ダンゴ虫からの食害から守られる効果もありますよ。


≪ポリマルチ≫

畑で見かけることが多いポリマルチ。

幅・色・穴あきの有無など、さまざまな種類があります。

雑草が多い畑には、黒いマルチシート、

冬に地温を上げるためには透明なマルチシートと、得たい効果によりマルチを選びましょう。

マルチシートの幅は、畝の幅より少し広いものを選ぶことがポイント。

余った両側を土に埋めて固定するためです。

あまり余りすぎるのも、マルチシートが風で飛ばされる原因になったり、水はけが悪くなる場合もあるので、余りすぎた場合はカットするのもいいかもしれませんね。

 

【ここで少しマルチシートの種類をご紹介】

 

黒マルチ 光を通さない為、雑草防止効果があります
白(透明)マルチ 畝の乾燥を防ぎ、地温を温める効果があります
銀線ストライプ アブラムシを防除する効果があります

地温を温める効果もあります

シルバー 光をはね返す効果があり夏に地温を下げます

また、アブラムシの防除する効果があります

 

みなさまも用途に合ったマルチシートを使用して、

少しでも快適な菜園ライフにしましょう!

 

 


≪トンネル栽培≫

次にお話しさせていただくのが、トンネル栽培です。

その名の通り、トンネル状にフィルムシートや寒冷紗で覆い、

野菜を寒さ・厚さ、大雨・強風、害虫から守り、生育を促進する方法です。

 

★必要な物

・プラスチック製のパイプや細鉄パイプなどの支柱

・トンネル栽培用ビニールフィルム・寒冷紗

・押さえるピンやテープなど

 

画像は昨年の畑サイクル農園でのトンネル栽培の様子です。

銀のテープ入りの寒冷紗で防虫対策のものを使用しました。


≪ベタがけ≫

最後にベタがけです。

ベタがけとは、種まき後の畝に不織布とよばれる布を畝全体にかけることにより、

保温性と保湿性があるので発芽がそろい、また、生育が早まる方法です。

上から水まきもできるため、種から栽培する野菜に使用してみてください。

画像は昨年の畑サイクル農園で育てたニンジンにベタがけした様子です。

端をしっかり地中に埋めることで、害虫予防にもなりますよ。


しっかり行えば菜園ライフの強い味方になってくれる「マルチング」「トンネル栽培」「ベタがけ」。

みなさまもこの3つを取り入れて快適な菜園ライフにしましょう♪

 

今回使用した商品

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