根菜類
ダイコンの栽培方法
煮物はもちろんサラダなど生食もできるダイコン。
ポイントは土づくり!
土づくりをしっかりすればまっすぐ太いダイコンが収穫できます!
★ダイコンの基本情報
●栽培データ
科名 | アブラナ科 |
連作障害 | あり(1年あける) |
スタート方法 | タネ |
収穫までの期間 | 品種によります(種袋を確認) |
土壌酸度 | pH6.0~6.5 |
主な病害虫 | アブラムシなど |
●栽培カレンダー
※目安です。天候や地域により異なります
●栽培スペース
※1列植えの場合は畝幅約60cm
●土づくり
種まきの1週間前までに、
土壌酸度を計測して必要な場合は苦土石灰を100~150g/㎡まき、酸度を調整しましょう。
種まき当日は全面施肥で肥料を与えましょう。
- 堆肥 3L/㎡
- 化成肥料 100g/㎡
全体にまいたら耕作鍬などでよく混ぜましょう。
【POINT!! 大根十耕】
みなさんは【大根十耕(だいこんじっこう)】という言葉をご存知でしょうか。
言葉のとおり、「ダイコンを育てるには土を十回耕す」という意味です。
ダイコンは土の中に石や土の塊があると、その塊を避けようと、曲ったダイコンや又割れダイコンの原因になります。
そのため、十回とは限らず、畑の土はよーく耕しましょう。
★ダイコンの育て方
※黒マルチを張ると雑草防止や地温上昇効果などにより栽培しやすくなります。
●種まき
栽培スペースを参考に、マルチ穴あけかんたん器でマルチに穴をあけましょう。
植え穴に4粒、タネをまきます。
(マルチ穴あけ器のフタはタネ入れなどにも使用できます。)
土をぶせます。
最後にたっぷりと水をあげましょう。
●間引き・追肥
ダイコンは3回の間引きを行い、1本になるように育てます。
1回目の間引きは、双葉が開いたときです。(種まきから1週間後)
生育が遅かったり、葉の形が非対称なものなどを1本、間引きましょう。
2回目の間引きは本葉が2~3枚の頃です。(種まきから2~3週間ごろ)
2本になるように間引きましょう。
また、このタイミングで1回目の追肥を行いましょう。
マルチの穴に化成肥料を約3g(ひとつまみ)まきます。
3回目の間引きは、本刃が5~6枚になったころです。(種まきから3~4週間程度)
1本に間引きましょう。
間引き後、2回目の追肥を行います。
マルチの穴に化成肥料を約3g(ひとつまみ)まきましょう。
また、ダイコンの頭が出てきている場合は、土寄せを行います。
●収穫
葉の根元を両手で持ち、垂直にゆっくりと持ち上げて収穫しましょう。
収穫の目安はタネ袋に記載している日数を目安にするか、
ダイコンの葉が四方に広がって下に落ちてきたのも目安になります。
- ●「す」
収穫が遅れてしまうと「す」と呼ばれる空洞ができ、味が落ちるため早めに収穫しましょう。
葉の根元を切ってみて、断面に空洞がある場合、実にも空洞があるサインです。
これができる前に早めに収穫をしましょう
●保存方法
収穫が遅れてしまう場合や、一度に収穫する場合は土に埋めて保存しましょう。
- 葉をすべて切り落とします
- ダイコンが埋まる穴を掘ります
- ダイコンを入れ土を戻します
- わらを3~5cmほど敷き、その上から土をかぶせます
こうすることで成長が緩やかになり、「す」が入るのを防ぐことができます。
※成長が緩やかになるだけのため、年内には食べましょう。